久しぶりの投稿です その3
最大級の滑車の製造を再開しました。廃業をしていたものの、在庫品を出荷されていた会社が、名実ともに退かれたからです。
我が社が後を継ぎ対応することとなりました。昔々に製造をしていた名残はあるのですが大型滑車の製造から随分と離れていたので、ほぼ一からのスタートです。その対応に追われていたのも、投稿から遠ざかってしまった一因でもあります。
とにかく、とても大きくて重いです。
木部は320㎜の高さで、シーブ(回転部分)が3つある3車と呼ばれるものは40キロを超えます。
木の部分と金物を組み立てるのは容易ではありません。滑車を利用して金物を持ち上げ、組み立てています。滑車を使って滑車を作っている訳です。
当初は滑車を使うことに気づかず、男性二人が真冬に汗だくになりましたが、滑車を使うと嘘のように楽になりました。使用滑車は3車と2車の組み合わせ滑車なので、計算上は5分の1の力で持ち上げられます。
支える人とロープを引く人がいるので、二人がかりではあるのですが、とりあえず腰を痛めなくて済みそうです。
これから木部高280㎜、300㎜と順次製造再開の予定です。